木橋のあれこれ
「橋」とは?
人・物が谷、川、海、道路などを跨ぐための構造物
長さが 2 m 以上のもの
- 道路橋・歩道橋・水路橋・鉄道橋 etc
- 材料:木橋・石橋・鋼橋・コンクリート橋 etc
- 桁橋・トラス橋・アーチ橋・ラーメン橋・斜張橋・吊橋 etc
廊下橋は、歩行者と管理車両用の木造式方杖ラーメン道路橋
桁橋
会津坂下町:旧宮川
アーチ橋
秋田県横手市平安の風わたる公園:雁橋
トラス橋
北会津村白山沼:
斜張橋
桑折町うぶかの郷:うぶか沢橋
ラーメン橋
橋脚と主桁を結合、橋脚上に支承がなく
上部工が落ちることはなく耐震性が高い
廊下橋は耐震性が高い
吊り橋
伊南村小豆温泉:伊南の吊り橋
日本の三名橋
山口県岩国市「錦帯橋」
- 1973年・吉川広嘉が創建
- 径間反橋、中央3連は
アーチの5径間木橋 - 昭和41年から入橋料徴収
- 年間61万人、大人220円、
小人110円、年間1億円
東京都中央区「日本橋」
- 1603年・徳川家康が創建
- 木造の太鼓橋(反橋)
- 1911年(明治44年)花崗岩の
2連アーチに
長崎県長崎市「眼鏡橋」
- 1634年・僧侶黙子が創建
- 2連アーチの石橋
- 昭和57年の長崎大水害で半壊
日本橋の今と昔
京都太秦の撮影用の「日本橋」
1603年(明治44年)花崗岩の2連アーチ橋
日本橋だけ特別に「橋番人」がいた
日本の三古橋
滋賀県大津市瀬田の「唐橋」
- 架設の年代不詳、671年
(壬申の乱)には既にあった - 歌川広重の近江八景
- 1979年(昭和54年)に現在の橋
京都府宇治市「宇治橋」
- 646年・僧道登が創建
- 平成8年現在の橋に架替え
- L=155.4m、W=25m
- 千利休が茶の水を汲み
今も「茶まつり」の水に使用 - 古今和歌集、源氏物語にも
出てくる
京都府乙訓郡大山崎町「山崎橋」
- 725年・僧行基が創建
- 11世紀に廃絶
日本の三奇橋
山口県岩国市「錦帯橋」
- 1673年3ヶ月で完成
- 平成3年の全橋架け替え
2年3ヶ月、総額26億円 - 木材:松、檜、欅、栗、樫、檜葉
- 橋桁と梁の松は、福島、
新潟・広島・山口産 - その他、長野、岐阜、島根、
青森、鹿児島から調達
山梨県大月市「猿橋」
- 架橋年代不明、伝説では
推古天皇610年頃 - 木造刎ね木橋
徳島県三好市「祖谷のかずら橋」
- 1646年・古文書に7橋あり
- シラクチ葛の吊橋
100年ものの葛、5ton
3年に一度架け替え - 入橋料徴収 年間35万人
大人550円 小人350円
福島県内の橋の数
道路種別 | 橋梁数 | ||
銅・RC橋 | 木橋 | 計 | |
国道(直轄) | 430 | 0 | 430 |
県管理分 | 4,252 | 0 | 4,252 |
有料道路 | 33 | 0 | 33 |
国県道計 | 4,715 | 0 | 4,715 |
市町村道計 | 13,069 | 380 | 13,449 |
県内総計 | 17,784 | 380 | 18,164 |
福島県内には、「380橋」の木橋がある。平均橋長は「8.15m」
会津若松市には、「666橋」の橋があり、木橋の数は把握していない