MMS(モービルマッピングシステム)調査
MMS(モービルマッピングシステム)は、レーザスキャナとカメラで対象物を位置標定、都市部における高精度3次元地図を容易に作成します。
MMS作業手順
現地作業
- 初期化走行…計測起点となるFIX動作・車両方位角検定・IMU補正情報ログ取得などを実施(約20分程度)
- 計測作業…運転手およびオペレータ2名での運用(計測)実施、時速20km~80kmでの計測が可能
- 終了走行…計測終了となる起点でのFIX動作
- ※初期化走行・終了走行とも必須項目ではありません。(精度向上のための実施項目となります)
解析図化
活用事例
デジタルマップへ
道路地物計測
電柱やマンホール等の道路地物管理に役立ちます。
路面性状調査
道路縦横断勾配、わだち掘れ量や平坦性の測定等道路保守に役立ちます。
トンネル計測
トンネルの調査点検などに役立ちます。
道路線形情報取得
高精度道路オルソ画像から、交差点周辺の道路線形情報、道路ネットワークデータの取得に役立ちます。
地下埋設物管理
地中レーダーとの組み合わせにより、道路下の配管や空洞の正確な位置特定に役立ちます。
路面性状調査への活用
MMS利用のメリット
- 車両の小型化(自家用車)⇒狭い道路も安全作業
- 路面性状にMMSで3次元情報付加⇒人による判定誤差減少
- 3次元情報付加で維持管理効率アップ⇒正確な経年変化取得
MMSによる路面性状調査作業手順
路面性状調査実績
平成28年度 | 防災・安全交付事業路面性状調査業務委託 | 二本松市 |
平成28年度 | 舗装構造調査委託(折田高森線) | 郡山市 |
平成27年度 | 舗装構造調査委託(大町大槻線) | 郡山市 |
平成26年度 | 橋梁点検業務委託(橋面路面性状調査) | 二本松市 |
トンネル調査への活用
スパン(セントル)ごとに変位を評価する
各スパン単位での内壁変形を評価します。
スパン軸ずれのありなしにかかわらず、局所変位を検出できます。
トンネル全体の変位を評価する
トンネル全体の中心軸に対する内空変位を評価します。
スパン単位での変位が検出できます。