アーバン設計

業務内容 - 土木部門 -

橋梁定期点検

橋梁点検は、維持管理上必要な情報を取得する最も基本的な行為であり、橋梁の状態を全体的に把握し、短期的な橋梁の健全性や補修、補強等の保全行為の必要性を評価するとともに、中長期的な橋梁の経済性かつ合理的な維持管理計画を検討する上で基本となる情報を取得するものであり、 橋梁の維持管理において中心的な役割を果たすものであります。
当社では、「橋梁定期点検要領(案)」に基づき、橋梁の診断を行っております。また、渓谷部、高架橋等の通常近接点検が困難な場所では、橋梁点検車、高所作業車、船を使用することにより、 迅速・安全に点検することが可能です。
また、(財)海洋架橋・橋梁調査会主催の橋梁点検技術研修修了者が4名おり、橋梁定期点検にあたっております。

点検の流れ

  1. 1.点検計画
  2. 2.接近目視等の実施
  3. 3.損傷状況の把握
  4. 4.対策区分の判定
  5. 5.定期点検結果の記録
1.点検計画

定期点検を効率的に行うため、現地踏査を実施し点検計画を作成します。

2.接近目視等の実施

点検計画に基づき、定期点検を行います。

橋梁点検車作業状況

作業状況イメージ1 作業状況イメージ2

船上作業状況

作業状況イメージ3 作業状況イメージ4
3.損傷状況の把握

部位、部材の最小評価単位毎、損傷の種類毎に損傷の状況を確認し「橋梁定期点検要領 (案)」に基づき損傷程度の評価を行います。

損傷程度の評価 … Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ

4.対策区分の判定

橋梁の損傷状況より、構造上の部材区分あるいは部位毎、損傷種類毎の対策区分について「橋梁定期点検要領(案)」に基づき対策区分の判定を行います。 また、補修等の必要性、緊急対応の必要性維持工事で対応する必要性、詳細調査の必要性についても判定を行います。

対策区分の判定フロー
判定区分 判定内容
A 損傷が認められないか、損傷が軽微で補修を行う必要がない。
B 状況に応じて補修を行う必要がある。
C 速やかに補修等を行う必要がある。
E1 橋梁構造の安全性の観点から、緊急対策の必要がある。
E2 その他、緊急対応の必要がある。
M 維持工事で対応する必要がある。
S 詳細調査の必要性がある。
5.定期点検結果の記録

定期点検で行った点検結果について、点検調書を作成し適切な方法で記録を行います。
※右の画像をクリックすると拡大画像をご覧いただくことができます。

橋梁台帳(一般図) 橋梁台帳(写真)